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登別温泉・第一滝本館 2004

第一滝本館は何度も泊まっているが、二年ぶりだし、三週間程前に新しい露天風呂が出来たばかりだというので、それを楽しみに出掛けることにした。今回も札幌中心にある中央バスのターミナルから出ている無料送迎バスを利用。二時に出発した時は全く降っていなかった雪が、高速道路を走っているうちに強くなり始め、途中からは50km/h制限と、若干のろのろ運転となってしまったが、予定時刻をそう過ぎず、4時20分前にホテルに到着した。

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送迎バス乗り場
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絶え間なく降る雪
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バスは二台だったのでチェック・インに時間がかかるのを覚悟していたが、運が良かったのか全く待たされることなく部屋に通された。そして、前回同様、担当の仲居さんが後で挨拶がてらに夕食の時間を聞きに来るとのこと。そこで、出来るだけ早目に来てもらえると助かると伝えると、案内係さん自らが希望の時間を聞いてくれた。私は、自分のサイト内で書いた前回の不満を読まれてしまったのかと、内心どきっとした。勿論、そんなわけがない……と思うが。テーブルの上には「おかえりなさい」の紙。全体的にはリピーターか否かは関係なさそうな文面だが、私も相方もまさに「帰って来たよ」という気分だったので、何だか嬉しい。

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テーブルには「おかえりなさい」
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部屋から見たホテル前の通り
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ホテル外観・玄関付近

というわけで、すぐに浴衣に着替えて大浴場へ。露天風呂は以前は一つだったのが、三つ増え、合計四つになっていた。ちなみに、以前は男性用は広々として立派だったらしいが、今回の改装では二つだけ増の合計三つ。また、女性側ではかつて開いているのを見たことがない屋台も新装開店オープン、今度はホテルの建物にその窓口が出来て、ちゃんと買えるようになっていた。女性向けサービスの見直しにかかっているのかな。オバサン達が傾けるジョッキを横目で見ながら、これからの夕食のために我慢、我慢。露天風呂はそれぞれの泉質も温度も違い、のぼせやすい私にしては結構長居した。

他に変わったのは、一人ずつの仕切りがある洗い場が出来たところ。ただ、不透明系のお湯が減ったというか、お湯が薄くなったような? 相方も同じ感想を抱いているので、記憶違いではないと思うけれど。温泉に来たぞ、という硫黄臭さが恋しい。

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ホテルのシンボル・大金棒
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1時間毎にからくりが動く
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鬼が回り
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宝船が出て来る

ちなみに、今回もまた二泊三日で、夕食は二日共部屋食にした。初日は、角煮大根、すき鍋うどん、鮭のちゃんちゃん焼き風、茶碗蒸し、それから刺身とたくさんの小鉢類。一度に食卓には乗り切らないし、温かいものは温かいうちにということか、何回かに分けて運ばれて来た。デザートのマンゴー・ゼリーまで食べて超満腹。

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初日の部屋食・第一弾
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すき鍋うどん
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鮭のちゃんちゃん焼き風

一日目部屋食 「雪国に暖を伝える冬の宴」
 * 食前酒 マスカットワイン
 * 先付 酒肴二種  一、利久豆富 芥子味噌 枸杞の実  一、ひと口烏賊飯
 * 前菜 冬の前菜箱  蛸山葵和え そぼろ松風寄せ 冬菜と笹身のお浸し
 * 造り 冬の潮三種盛り  鱒焼霜造り 鮪重造り 甘海老姿造り あしらい一式
 * 煮物 角煮大根田舎含め 菠薐草とじ煮 別甲あん
 * 鍋物 すき鍋うどん 牛肉 焼豆富 牛蒡 榎木茸 わけぎ 白葱 生卵
 * 焼物 奉書焼 鮭のちゃんちゃん焼き風    * 温物 茶碗蒸し    * 止椀 滑子 三つ葉
 * 香の物 胡瓜浅漬 鮭漬    * 食事 白銀米    * 水物 マンゴー琥珀寄せ

2日目の夕食は、「雪景色の頃 ~身ひとつの 旅すぐ眠く 暖房に~」……わかったようなわからないようなタイトル(汗)。メニューは、私の大好きな豊浦いちごわいん、かじかの荒焚き、味噌しゃぶしゃぶ、タラバガニ、蟹粥茶碗蒸し、秋刀魚の寿司、そして刺身と小鉢。

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2日目の部屋食・第一弾
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鬼の小鉢が可愛い
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季節・北海道限定モノ...食後に

二日目部屋食 「雪景色の頃 ~身ひとつの 旅すぐ眠く 暖房に~」
 * 食前酒 豊浦苺ワイン
 * 旬彩 かすべ煮こごり 数の子松前漬け 蟹の菊花酢浸し 甘海老塩辛 鮭のみぞれ酢掛け 柿餅
 * 造り 冬の潮 三種盛り    * 煮物 かじかの荒焚き 焼豆富 牛蒡 針生姜
 * 台の物 道産豚の味噌しゃぶ 巻白菜 春菊 白葱 生椎茸 薬味 ポン酢醤油
 * 酢の物 鱈場蟹 蟹酢    * 温物 蟹粥茶碗蒸し    * 凌ぎ 秋刀魚焼寿司 甘酢生姜
 * 止椀 まりも昆布 刻み葱    * 香の物 赤蕪漬 小茄子漬 野沢菜漬   * 食事 白銀米
 * 果物 雪大根羹 (出てきたのはメロンだった)

滞在中日の昼間は、路線バスに乗って約20分の登別の街中にある水族館・登別マリンパークに出掛けたが、後は温泉三昧で計六回大浴場へ通った。前年は近くのホテルMの風呂の数に圧倒されて満足していたが、さすが登別一の「滝本」、大浴場の天井が高くて広々として、色合いも明るい。食事も美味しく程良い量で、その他にも細々としたところが行き届いているという感じ。再び泊まってみて、違いがわかる。テーブルの上にあった紙ではないが、滝本に「帰って来て」良かった、やっぱり滝本は良い、と再認識してしまった。

私達がホテルの部屋でのんびりと食事やビール、お菓子をつまんでいる頃、北海道内、特に東側は、全国ニュースでもトップ扱いになる程大荒れの天気で、新千歳空港は除雪が追いつかなくて閉鎖、飛行機も約240便が欠航、動いたのは約12便だと報じられていた。でも、登別の奥座敷はちょっと雪が多いかなという程度だった。

もちろん、いつまでも他人事のままで終わるわけがなく、その翌日の登別からの帰り道は高速道路が殆どの区間で通行止めになっていて、国道を迂回し、苫小牧市内の大渋滞にはまって、普通ならば1時間半で行けるところを、4時間以上もかけて札幌に辿り着いた。温泉に疲れを癒しに行った筈なのに、とんだところで大雪の被害を被って、何だか逆に疲れたかも。

(2004年1月)

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modified on July 16, 2004 

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