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番外編 : 出発前と帰国後

出発前

この旅行で利用したのは、本社が東京にある某有名旅行会社の、札幌にある支店に置いてあったパンフレットに載っていたパッケージ・ツアー。東京発着だが、追加料金20,000円を支払うと国内線も付く。ホテルのランクアップ、延泊、現地の観光、その他は応相談で、基本的には飛行機、ホテル、送迎しか付いていないという比較的自由度の高い、良く見かける条件のツアーである。

私はそのオプションの殆ど、札幌=成田間の国内線、タヒチでのホテルのランクアップと出来れば水上コテージ希望、シドニーでの延泊、イースター島の観光で日本語ガイド、以上を付けた。全てが予めパンフレットで呈示されている範囲内であり、特別に無理なことを言ったわけではない。

ところが、それは出発数日前のこと。自宅に届いた日程表を見ると、国内線の記述が抜け落ちているではないか。何だか少し嫌な予感。

旅行会社に電話をしたところ、担当者が生憎の休暇中。代わりに応対してくれた人は、手配されていないのは確かだと事実のみを事務的に述べ、スミマセンのスの字もない。「万が一国内線が取れなかったら、キャンセル料無しでキャンセルして貰えるんでしょうね?」と思ってもないことを言って脅したところで、「暫くお待ち下さい」と、やっと確認してくれる気になったらしい。数分後、「申し訳ありません。こちらのミスでした」と、分かり切ったお答え。だーかーらー! 今から国内線を何とかしろっつーの!

結局、再手配は全力でするも、当初の20,000円では済ますことが出来ないと言う。完全に旅行会社のミスで手配が漏れたにも関わらず、追加料金を支払えと言うのだ。納得が行かない私は、頭を冷やすためにも一旦電話を切った。そしてインターネットで調べてみると、JALで直接チケットを取った方が、旅行会社を通すよりも1,000円安い。怒り半分呆れ半分で再び電話し、「そちらで頼むよりも、直接頼んだ方が何故か安いみたいなんですけど」と言ってみたが、全然向こうはへこたれないで旅行会社の事情を切々と語る。そんなこと知るか、ボケ!

思い返せば、最初から怪しかった。タヒチの水上コテージを取れるような言動をしていて、申し込んだのが遅かったのにさすが有名旅行会社は取れるんだと感激し、期待してすっかりそのつもりでいたら、出発二週間前になって駄目だったという返事。また、ホテルのランクアップ、延泊、日本語ガイド――と、向こうが一つ手配を掛ける度に、それで合っているかどうかの確認の電話が掛かって来ていた。申込書にもちゃんと書いてるだろうが、そのくらい。子供のお遣いじゃないんだからさあ……って、本当に入りたてホヤホヤの新人だったのかも。そっ、そうか。つまり、当たりが悪かったのか~!?

それにしても、東京の本社に直接申し込んでいるのならまだしも、アンタも地元民ならば東京までの往復の飛行機のことを忘れるなと、旅行会社の人間のクセにうんぬんと言う前に、北海道民として怒りたい。国際線に乗らないと、海外旅行は始まらないんだよ? 北海道から東京までも旅程の一部なんだよ? 道民には重要だよね? 有り得ないよ!

最終的には、悶々と過ごすよりも早く手配して安心したいので、3,000円も損することになったが国内線は自分で手配した。全く、旅行前から飛んだ大騒ぎだった。この旅行会社は過去に一度世話になり、その時は申し込みの電話も現地においても良くして貰ったのだが。ただ、今後は絶対使わないぞ、と言い切れないのが悲しいという、やはり何かと便利そうな会社なのであった……。

帰国後

切手
消印は「鳥人間」

イースター島から日本の自宅宛てに、絵葉書を二通送った。切手代を渡してMさんに投函を頼んだのだが、その葉書は旅行から三ヶ月も経過して諦めかけた頃、二通同時にやっと届いた。その間、Mさん達と一緒に撮った写真を送ったのだが、それは二週間程で到着し、折り返しに頂いた手紙も二週間少しで届いていたのだが。更に、Mさんはもう一枚葉書を送って下さったとのことだったが、それは未だに届いていない。

Mさんによると、イースター島から日本への手紙は早くて二週間、遅くて三ヶ月、最悪ならば届かないとのことなので、私はその全パターンを見事に体験してしまったらしい。

まあ、旅行会社の大ミスからすれば、こんな謎はトラブルのうちにも入らない些細な出来事である。

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modified on July 16, 2004 

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