天壇公園
世界遺産にも指定されている天壇公園は、1420年に建設された中国最大の壇廟。私達は広大な公園の南側から見学を始めたが、まずは圜丘壇(かんきゅうだん)。大理石で出来た四方形の壇が三層になっていて、上から天上界、人間界、地獄界を表す。四方形というのは中国古来からの宇宙観に則って地を示したものであり、その中心には天を示す天心石という円形の石がある。更に、壇に登る階段の数、そこに使われている石畳の数、手すりに至るまで、「皇帝の数字」と言われる9、または9で割り切れる数になっている。
天壇とは天を奉って豊作を祈願する場所であり、天心石のある場所は、皇帝が天に祈りを捧げるために声を出すと、円形の欄干に反響して、青空と話しているようにこだまするらしい。私達が行った時は団体観光客に占領されていて、こだまを試すどころか、天心石さえもろくに見れなかった。
![]() 圜丘壇 |
![]() 天心石の辺り...人が邪魔! |
![]() 欄干 |
その北側には、歴代皇帝の位牌を安置している皇弓宇(こうきゅうう)がある。建物は回音壁という円形の塀に囲まれており、壁に小声でささやくと、半周向こうでもその声を聞くことが出来る程響くとのこと。あちこちで声をあげて音を確かめている観光客がいた。
更に丹陛橋という真っ直ぐに伸びた長い舗道を北側に進む。この公園もとにかく広くて、先の門までが遠い。日が照りつける中をわざわざ歩くのも馬鹿らしいので、横の木陰を通ったが、ベンチというベンチは昼寝中のオジサン達に占拠されていた。
![]() 皇弓宇 |
![]() 丹陛橋 |
![]() 他にもいろいろな建物がある |
公園のシンボル的存在である祈年殿は、圜丘壇、皇弓宇と共に直線上に整然と並び、敷地のほぼ中心にある。三層の円屋根は青い瑠璃瓦が印象的。建物は木造で、28本の柱だけで支えられており、釘を一本も使用していないのも特徴。内部に四本ある金色の柱は四季を、赤い12本の柱は1年12ヶ月を意味する。遠目ではすいているように見えたのだが、建物は中を覗く人と、日陰を確保しようとする人でごった返していて、円形の建物を周囲を人波にのまれながら見学したので、あまり良く見れなかった。
![]() 祈年殿 |
![]() 内部 |
他に斎宮や皇乾殿等といった見所もあるが、私達は七十二長廊という長い渡り廊下のようなところを通り、外へ続く東門へ抜けた。七十二長廊もまた色鮮やかで美しいのだが、暑さと歩き通しでくたくたで、人も多くて見ているどころではなかった。
市内観光後は冷房の効いたホテルで休息し、それからホテル向かいのビルで夕食をというわけで坦坦麺。麺類を食べたかったので入り口のメニューに麺が書いてある店を選んだのだが、普通の3分の1位の量しかない。どうやらサイド・メニュー的存在だったらしい。道理で注文の際に何度もこれで良いのかと聞かれたし、料金も妙に安かったわけだ。
なので、お腹の足しと興味があるのとで、ちょっと小洒落れたケーキ・ショップでケーキを購入してホテルに帰った。ケーキは見かけも味も普通だったが、クリームが生ではなくて、バタークリームのものが多い模様。「Japanese Cake」と書いて売られていたのは、スフレ・タイプのチーズケーキ。これが何故「Japanese」なのか? 飲み物は前日に引き続き、屋台で青島ビールと、黒タピオカ入りのコーヒー牛乳が人気なようなので買ったが、タピオカが邪魔だしあまり美味しくなかった。
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modified on July 16, 2004







