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ヤンゴン到着

飛行機を降り、ターミナルは目の前だったがバスで移動。「東京バス協会」の日本語ステッカーが貼ってある日本製のバスだ。「非常口」の日本語表示も消したり直したりもせず、そのままなのが面白いが、いきなりの日本語では海外気分が飛びそう。

入国手続きは同じ飛行機に乗り合わせた数十人だけなので窓口が少なくても楽勝――の筈が、パスポートからホチキスで雑に止められていたビザ関係の書類をはがし、台帳を開いてパスポートとビザの内容を写し始める。添付書類だけで事足りそうなのに、非効率的だなあ。しかも、手・書・き、ですか(苦笑)。

入国審査を抜けると、左右に二つのブースがある。この国への旅行者はかつて、入国審査の窓口の後ろで待ち構えている係員に強制的に窓口に連れて行かれて、200USドル(その昔は300ドル)をミャンマー政府が独自に発行しているFEC(Foreign Exchange Certificates 外貨兌換券)に換えなくてはならなかった。つまり、外貨獲得のために、旅行者から金を巻き上げていたというわけ。しかも、再両替は不可。出国すると紙屑同然となる。そのため、旅行者はFECを使い切るために、物価の安いミャンマーで無理矢理豪遊するのが常だったとか。でも、この悪名高き強制両替は、前年、2003年8月から何の予告もなく突然行われなくなったらしい。ブース内はすっかり空だった。

次は税関で、機内で書いておいた申告書を提出。事前に調べた情報ではビデオカメラや、日本の携帯電話を含めた通信機器の持込は禁止されているとのことだったので、電化製品はデジタル・カメラと時計の他は全て日本に置いて来た。なのに、ここで手荷物検査をされるでもなく素通りで終わり、何だか肩透かし。ちなみに、この後の観光地や、こともあろうに軍の関連で厳しく制限されているであろう空港内でも、ビデオカメラで撮影している観光客(主に韓国人や台湾人)を何人も見掛けた。そのことで注意をされたりというトラブルも起きていないようで、見逃してくれたのか、制限がなくなったのかは謎。

空港ロビーに出ると、以下、名前にちなんで「蝶さん」と表記するが、現地ミャンマー人の日本語を話す女性ガイドが待っていた。このツアーは現地係員のスルーガイド方式で、ミャンマー滞在中は彼女が添乗員の役割を果たしてくれることになる。

着いてやれやれ、さあホテルへ連れて行って下さいな、と思いきや、このツアーにはもう一人参加者がいるらしい。そして現れたのは、中年のおじさん。同じ飛行機に日本人が乗っていたのには気が付いていなかった。彼のことは名前と年齢にもちなんで「オッサン」と書くことにする。でも、このツアーは二名からの催行で、一ヶ月前の申し込み時に念の為に聞いておいたところ、私達二人だけと聞いて安心していたのに。このような経緯も旅行会社も同じだし、カンボジア旅行の悪夢を連想させてくれるではないか。とりあえずの第一声から判断する分にはまともそうだが……。

ミャンマーの通貨・チャットへの換金は、蝶さんが一人当たり30USドル分を用意してあるというので、それで済ませた。というより、空港に両替所はないわ、ホテルのフロントを見渡しても両替カウンターもなければレートも貼っていないわで、他の二人が両替しているのに一人だけ両替しないのも何だしで、選択の余地がない。事前の情報も少なかったため、1ドル=800チャットというレートも適正なのかの判断もつかなかったが、帰国後に調べてみると800-850チャットが相場だった模様。

ミャンマー
ミャンマー・チャットの表側
ミャンマー
裏側
ミャンマー
パスポートに貼られたビザ
ミャンマー
コーラ缶もミャンマー式

尚、ミャンマーへ持参するのは、USドルの現金がベスト。日本円を含めた他の通貨はあまり流通していない分だけレートが著しく悪く、トラベラーズ・チェックも同様。クレジット・カードについては、Master Cardは使用不能。私がメインで使っているクレジット・カードに付いているのはMasterのため、VISA Cardのものも別に持って行く羽目になった。但し、クレジット・カード自体があまり普及しておらず、基本的に使う場面がない。

宿泊先のユザナ・ホテルは、ヤンゴン中心部からは少し離れたところにある中級クラスで、部屋によってはミャンマー国民憧れの地でもあるというシュエダゴォン・パゴダを望むことが出来る。蝶さんは、「パゴダが見える部屋を確保しました」なんて言っているが、格安ツアーなのにそんな良さ気な部屋を選んだり出来るのか? 半信半疑のまま部屋へ入ると、滅茶苦茶広い。広過ぎる。ベッドを10台は余裕で置けそうな程に広い。他のフロアは30室以上あるところ、私達の部屋がある最上階10階は15室だけなので、スイート・ルームに次ぐクラスかも。ミャンマーらしいパゴダのある眺めにも大興奮。

ミャンマー
背後にテーブルセットもある
ミャンマー
ライトアップされたパゴダ
ミャンマー
昼間に見るとこんな風景

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modified on July 16, 2004 

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